RYOKO SHIMOMURA
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教師学講座について
- 人を育てる立場のすべての人に教師学講座を -
限りなく変容していく文明社会、またその変容の中で混乱に帰してしまった学校や家族関係、その“はざ間”に立たされて、今や子どもたちは一人の人間としての尊厳性への危機に、全身でサインを送っています。今こそ子どもたちのサインを正確に受け止めて、文明社会の弱点に我々大人が、本気で気づかなければならない時が到来したのではないでしょうか。
大切な心がどこかに置き去りにされてしまうような社会構造や教育システム、そんな環境の中で子どもたちは、時代の危機を敏感に感じ取っているのでしょう。世間ではその原因を学校の荒廃にあると指摘していますが、実は学校も教師もどうすることが生徒を真に救うことなるのかを、方向のわからない霧の中で真剣に模索しているというのが実情なのです。正確に言えば学校だけの責任ではなく家庭・社会といった限りない根の深さがあるわけです。しかし今、誰のせいにしても解決に向かうわけではありません。だからこそ学校という現場で、今出来ることを、ただ精一杯やっていこう。教師と生徒が共に人間らしく育ちあっていこう。
これが「教師学講座」の目指すビジョンです
さて、教職を専門職として、教育技術といった方法論等が大切な一部をなしているように、「教師学講座」では、教師と生徒との人間関係を築くために「コミュニケーション」の力量が実は大変重要であると考えています。心を大切にした有効な「コミュニケーション」の力量を教師が身につけて、決して焦らず積極的に生徒との人間関係を築いていきます。まず生徒の混乱や言い分に真剣に耳を傾け理解をよせる「聞き方」。 徐々に生徒との心の絆を確立しながら、教師の痛みや心配や困っていることを生徒の心に届けていく「伝え方」。またその双方向コミュニケーションを使って対立を解いていくなど具体的な方法を学んでいくのが「教師学講座」です。
つまり、生徒との人間関係が確立してこそ、教師の伝える授業を生徒がまっすぐに受けとめてくれるのであり、また教師の痛みにも徐々に理解を示してくれるのです。「教師学講座」は、まさしくその方法と実践力を手にする場なのです。
事実、受講を終えた教師に大きな勇気と希望をあたえています
「・・・周りからの評価を気にする自分、善悪や○×を意識する自分・・・・にすべてさようならをこの講座で言えました」
「・・・教師としての仕事に充実した毎日を送っています。学んだことを学級経営に大いに生かしています」